チベット(西蔵)へ:
納木錯(ナムツォ湖)観光にとって最適シーズンが到来!!
5月から9月までの5ヶ月間のみは、チベットで一番の景勝地 『ナムツォ湖』観光にとってのベストシーズンとなります。 チベット語で「天湖」と言われています。世界で最高の海抜を誇 る湖畔で、その雄大な自然の中にて心身ともにリラックスして みてはいかがでしょうか。夏場には、遊牧民がテントを張り、 多くのヤクや羊が放牧されている光景を目にし、心をなごませて くれます。
ダムシュン県(当雄県)にあり、拉薩(ラサ)から200キロの 行程です。当雄から1時間標高5,132mのランチェン・ラ峠を 越えると眼前に大きな湖が目に入ってきます。ナムツオ湖の 海抜は、4,718m、深さ33m以上で、東西約70Km、南北約 30Kmあり、面積は、1,920平方キロ(琵琶湖の約3倍)の 塩水湖で、高地にある湖としては、世界最大級です。 アリ地区のマナサロワール湖、ナンカルツェのヤムドク湖と ならび、チベット三大聖湖のひとつです。 全てニェンチィンタングラ山脈(念青唐古拉峰7,162m)の 雪溶け水で、水が青く澄み、空と一緒になるように見え、 仙境にいる感じになります。
湖の中へと伸びている形の5つの半島のうち、タシ半島が最も 大きく、ここからの見渡す景観が最高です。 観光客受け入れ施設も此処に設けられています。タシ半島は、 タシ島とも言われ、岩石と多くの鍾乳洞からなっており、いた るところで奇岩怪石や石峰を眺めることができます。さらに面 白いことに石峰の間には、自然に形成された石の橋がかかって いて、こうした神業と思われる景観は、青海・チベット高原に おいても珍しいところです。島には、タルチョがはためき、 マニ塚や、洞窟を利用した寺院など信仰の対象となる物が数多 くあります。
1日のうちでナムツォ湖が最も美しい姿を見せてくれるのは、 早朝と夕方です。日の出とともにニェンチェンタングラ山の 積雪が、黄金色の日差しに紅く染まり、反射されたコントラス トの日の光は、岸辺で光と影の移り変わりを演出してくれます。 湖を囲んでいるのは、果てしなく広がる大草原で、夏になると 見渡す限りの緑の絨毯が広がり、秋には、黄金色の大海原が 一面に広がっているようです。夕方には、夕陽が雲の隙間から 炎のような光を噴出しているようで、雲や雪山なども燃えてい るように見え、湖の水面は、赤みがかった金色に輝いています。
ナムツォの最も魅力的なところというと、それは雲と光のユニ ークな変化です。 1日のうちに、さまざまな気候を体験することができ、気候の 違いによってさまざまな景観が現れ、それが次から次へと移り 変わり、一瞬も止まることがないほどです。濃いい青の湖面と 対岸の雪山の白い頂のコントラストが神々しい景観で眼前に逼 ります。
また、チベットでは、神なる山と聖なる湖と見なされるもの は、すべ て干支(えと)が付与されています。ナムツォ湖の 干支は、ヒツジ(羊)です。その故、ヒツジ年になると、この 一帯では、12年に一度の4大祭が執り行われ、さまざまな祭り が催されます。 紀元12世紀の末、仏教を伝える達隆嗄拳派の創始人の人達隆塘 巴扎西貝等の高僧が、ここで修業していた。羊年になると菩薩 やお釈迦様たちがここに集まるので、経文を読みながらこの湖 を回っていたら、大変大きなプラス運に合えるという伝説が あります。そのために羊年は、たくさんの人々が山を越え、河 を渡ってここに集まるのです。このお祭りは、チベット歴の 未年の4月15日がクライマックスです。 ヒツジ年のみ数が月間僧侶たちが此処に泊まっています。 次は、2015年です。 ヒツジ年のナムツォ観光もぜひお勧めします。
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